だんちょーの競馬アナライズ

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アーモンドアイは有馬記念で負ける!…可能性が高い笑

有馬記念の本命候補はこちら


前回の予想を無料公開中



こんばんは。だんちょーです。


本日は追い切り特選馬を紹介しようと思いましたが、どれも良くて…今回は特別公開です。

アーモンドアイが有馬記念で負けると思う理由を書きたいと思います。



これまでのレース傾向データの活用法については以下のTwitterからご覧ください。



【アーモンドアイは有馬記念で負ける】
《はじめに》
今朝、だんちょーはブログ公開と同時にTwitterでアーモンドアイが負けると書いた。

ありがたいことにこの発言には珍しく
『ふざけんな負ける訳ないだろ!』
『なんで負けると思うんですか?』
『ここまで行くと目も当てられないほど馬鹿だな』
『傾向だけで済む馬じゃないだろ』
『理由教えてください!』
などなどDMが6、7件ほど頂いたのだが…。

アーモンドアイが勝つと思っている皆さんに問いたい。
有馬記念におけるアーモンドアイの強みとは?
能力の絶対値?
ルメール
他には???

もちろん、[絶対に]負けるとは言いきれないし、馬券外に飛ぶのは個人的に考えにくくもある。

あくまでも『頭固定で買うのは危険』というのを大前提に置いてこの記事を読んで欲しい。

今回はデータ的な観点から皆さんの有馬記念におけるアーモンドアイの見方をガラリと変えられたらと思う。


《2つの未経験》
だんちょーは基本的に初物(未経験)を嫌う。
個人的にかなり信用度を落とすワードの1つだ。

しかも、右回りの坂有コースは阪神競馬場の1回のみの経験で、この時は外回りコースで直線が長く、急坂ではなく、小回りコースは京都で実績があるが、直線は加速しやすい平坦だった。
つまり、直線が短く急坂というトリッキーなコースは未経験。

『器用(センスがある)な馬なので』
『右回りでも勝っている』
阪神も勝っているから中山の坂もこなせるはず』

このワードが出てきて負けた馬は数しれず。
それだけ中山競馬場はトリッキーなコースでセンスがあるからどうにかなる競馬場ではない。

特に中山2500mというのは特殊で、あのディープインパクトも!あのキタサンブラックも!初参戦は負けた舞台。
有馬記念というのはそういう舞台で行われるレースなのだ。

まだ分析が終わっていないので何を本命にするかは決めていないが、現時点で本命候補であるワールドプレミアも中山が初。
ただ、ワールドプレミアとアーモンドアイとは全く異なる。

中山競馬場未経験の馬で好走傾向が強いのはセンスがある馬ではなく、パワーがあって長くいい脚を使える馬が良績を残しやすいのが特徴で、ワールドプレミアは正に後者に当てはまるのだが、アーモンドアイは長くいい脚も使えるものの瞬発力要素の方が強く、走り様は素軽くパワー型ではない。

また、アーモンドアイは2500m以上のレースを未経験。菊花賞を除く長距離への距離延長+距離未経験はスタミナや折り合いを含め、経験のある馬と比べて未知数な事が多すぎる。

距離については後ほど記載するが不安要素として捉えて間違いない。


《調整過程の狂い》
アーモンドアイは本来ならば香港遠征をする予定だったものの、熱発により遠征が中止となったことは皆さん知っての通り。

これにより、有馬記念への出走が決まり秋古馬三冠を狙う大チャンスとなった訳だが、これによって弊害となるのは香港に合わせてせっかく仕上げた状態を維持させなければならないということ。

馬はメイチに仕上げるよりも、状態をキープさせる方が難しいと、昔どこかの調教師が言っていたがアーモンドアイは正に状態をキープしなければならない状態。

しかも、その期間がこれまた微妙な期間。
一旦0から仕上げ直す時間もないし、状態をキープするには長すぎる微妙な期間。
この期間は確実にアーモンドアイの調整に狂いを生じさせると思われる。


《血統背景》
この項ではいよいよ距離についても触れる。

アーモンドアイはロードカナロア×サンデーサイレンス×(母母父Nantallah)という組み合わせ。
生粋のスプリンター×万能キレ型×欧州血統という組み合わせで、走りを見ても父から他馬を圧倒するスピード能力、母系からキレと2400mをこなすスタミナを引き継いだ形。

ただ、父がミスプロ系だと過去10年で0-3-3-25。
有馬記念全体で見ても0-4-3-34と勝ち切れて居ないのは非常に気になる。
とはいえミスプロ系にも種類があるので、一括りにして考えるのはよろしくない。

実際に、過去10年で父がミスプロ系というのに囚われずにミスプロ系を持った馬の成績は非常に優秀で昨年もワンツーフィニッシュを出している。
それでも何故か父がミスプロ系だった時に勝ち切れて居ないという事実は無視できない。

ミスプロ系にだけ焦点を当てても良くないので、ロードカナロア産駒に絞って考えてみたい。
ロードカナロア産駒はまだ有馬記念出走がないのでレース傾向として見ることは出来ないものの、ロードカナロア産駒の距離別成績は以下の通り。

※他者ブログ様より引用
f:id:KB_Date:20191220212525j:plain

上記画像は他ブログ様から許可を頂いて引用させていただいたものだが、画像のようにロードカナロア産駒の成績はサンプルこそ少ないものの、2500mを境にそれ以上の距離になると一気に成績がガタ落ちする。
勝てていないどころか複勝率も唯一10%台になる。
2400mまでは総合的な血統力でこなせるものの、それより長くなると、やはりスプリンター色が邪魔してしまうのではないか?というのがだんちょーの結論。
アーモンドアイもサートゥルナーリアも今回は普段より軽視していいだろう。


《最後に》
散々つらつらとアーモンドアイの不安要素を語ったが、前述しているように『絶対に負けるという訳でもなく、あくまでも頭固定で買うのは危険』と言うだけの話。

絶対能力の高さは理解しているし、軸にして1番安心出来る気持ちも重々承知だ。
最低でも相手には加えなければならないし、軸にしてもいいと思うが『軸にするなら連軸や複軸、マルチ買い』を勧めたい。

ちなみにだんちょーは現時点では別馬を軸に据える予定。


以上がアーモンドアイの負ける理由とする。



最後まで読んでくださってありがとうございました。
文章力もなく、分かりにくかったかも知れませんし、読んでくれた方の中には大したことない内容だったという事もあるかもしれません。
それでも、一生懸命書いたので少しでも多くの方の参考になればと思います。


明日は最終結論を公開します。


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