だんちょーの競馬アナライズ

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小倉2歳S データ注目馬解説

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こんばんは。だんちょーです。

本日は小倉2歳ステークスのデータ注目馬解説を公開します。

7頭全て書き切るのに時間が足りなかったので、中でも注目の馬を何頭か解説します。
今回は2歳戦ということで、実績などのデータが少ないことから血統を中心に解説したいと思います。


【小倉2歳S データ注目馬解説】
・カリニート
唯一レース傾向データ全てをクリアした本馬。
ルーラーシップ産駒という背景からは小回り苦手で2000m以上で距離最適という傾向があるが、ルーラーシップ産駒の中でそうなっている訳であって、それぞれの開催場の勝率・連対率・複勝率の数字だけ見れば悪くない。
ただ、阪神・中京といったタフさを問われるような競馬場での成績はガクッと下がるので大の苦手とも言え、スピード血統である事が分かる。
ただ、2歳時の勝ち上がり率は高くないものの、重賞に出てくるような馬の場合は距離適性やコース適性というのはほぼ関係なく走る血統なので、今回はそこまで悲観する必要はない。
根本的にはタフな競馬場が大の苦手だが、キセキを代表として重馬場は割とこなせる不思議な血統であるのが特徴だ。
種牡馬産駒の分析からは今回はこなせると思うが、今後年齢を重ねていく中では、もう少し距離が伸びた方が良いタイプでもあるので、3歳を迎えてから或いは古馬になってからはもう少し距離が伸びてから狙いたいといったところ。
母父フジキセキということでフジキセキ産駒の特徴も調べると、小回り適性の高さと2000m以下での適性の高さが窺える。
また、渋った馬場の複勝率も高い。
母父の血統傾向はサンプルが少ないので断言出来ない上に説明はざっくりと済まさざるを得ないが、本馬が1200mの小倉競馬場で前走強い競馬を出来たのは母父の血統が影響しているのだろう。
だとすれば現時点ではスピードに優れた父と小回りの短距離適性に優れた母父の血を引く本馬は『今回に限っては狙うべき』というのが個人的な結論。
今回は重馬場以下にもなりそうなので尚更狙いたい。
ただ前述の通り、年齢を重ねて行く中ではもう少し距離が伸びて小回りではない競馬場で狙う方がいい傾向が出てくるかもしれないので、今回以降はその点に注意しておきたい。

・カイルアコナ
消去~特注データ分析までをクリアした本馬。
前走は内から競りかけられる形でも最後は2着に0.7秒差を付ける非常に強い圧勝劇。
新馬戦だった事も考えるとかなりのレースセンスの高さを見せつけたと言っていい。
今やスプリント路線の代表格とも言っていいキンシャサノキセキ産駒だが芝の重賞5勝中4勝が2歳戦での物で極端な早熟タイプが多いのが大きな特徴。
コース適性は勝率の高さが函館・福島・新潟競馬場に偏っている不思議な特徴を持ち、その他の競馬場では勝率は5%前後まで極端に下がり、複勝や本命の相手候補として狙うのが望ましい。
また、早熟タイプと前述したように最も大きな狙い目はデビューから3~5戦程度まで。
母父キングカメハメハからの大きな特徴としては長距離でなければ苦手と言えるコースが殆ど無いことと、重馬場でも良馬場と変わらない成績を残せる適性の高さ。
これらの分析結果から前走の内容からも父からの血統影響が強そうなので、馬券には組み込むべきではあるものの、小倉競馬場での勝率や配当妙味を考慮すると頭固定で狙うのは危険というのが今回の結論。
勝馬データもクリアしていないし、相手で狙うのが正しい。ただ、前走は強いレースをしたし極端な早熟タイプで2歳戦での強さを念頭に入れればマルチや連系、複系馬券で買うのがオススメ

・ヒバリ
本馬も消去~特注データ分析までクリアしたが、父エピファネイアも父の父シンボリクリスエスも中距離戦で活躍した馬だし、母父キングカメハメハの特徴を踏まえても今回は相手が無難。
エピファネイア産駒の特徴がサンプル数の無さからなんとも言えないが、馬券に組み込んでも相手程度に押さえて様子を見た方が良さそう。
現段階では本来中距離に出すべき馬か。

・グランドデューク
消去~好走、穴馬データをクリアした本馬。
ジャスタウェイ産駒の特徴は個人的に最も面白い。
距離は基本的に1800m以上で好成績を残し、それ以下の距離では成績が悪いのが大きな特徴だが、何故か1200m戦だけはサンプル数こそ少ないものの、1800m以上の距離と同等かそれ以上の成績を残している。
また、コース適性は4大場での成績は『まぁ普通』といった感じだが、牝馬に限定すると4大場は非常に、成績が悪い。
ローカル開催ではこれまたサンプル数が少ないとはいえ、かなりの数字を残しているが何故か福島競馬場だけは極端に成績が悪いのに、似た形態の小倉競馬場での成績は優秀という謎めいた特徴を残す。
また、母父ヨハネスブルグからの特徴としては1000~1200mでの成績のみが群を抜いて非常に優秀で、特に千直での成績は他の追随を許さないほど。
また、2歳戦での成績も非常に優秀な早熟タイプの傾向があり、重馬場もこなせる特徴をもつ事から、色々話したが、血統的な背景からは『下手すれば今回の舞台で最も向く馬かもしれない』というのが今回の結論で穴馬データ分析は決して間違っていないはず。
あとは前走は新馬戦だった事から、どの程度成長しているかというのは大きな論点で追い切りのタイムや動きには要注意。




明日は追い切り特選馬を公開します。




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